お墓参りのマナー
2017.04.26

十字架春と秋のお彼岸やお盆、お正月、故人の命日、3回忌などの年忌法要の他にも、就職が決まった時、結婚が決まった時など、大きな人生の岐路に立った時には、お墓に参り、故人やご先祖に報告したいものです。お墓参りをする際のマナーは、決して難しいものではありません。故人やご先祖への感謝の気持ちを忘れずに、お墓やその周りをきれいに整え、お参りすることが大切です。

お参りのおおまかな手順は、1)管理者へのあいさつ。2)お墓やお墓周りの掃除。3)お参り。4)後片付け。となります。お参りの時間については、普通、日中、それも午前中が望ましいですが、取り立てて、いつまでという制約はありません。また、管理者が寺院の場合、お参りする時間を連絡したり、逆に、寺院から指定されたりすることもありますので、注意が必要です。持参するものについてもお墓の管理状況によって、大きく変わります。

田舎の共同墓地のような所であれば、日常の管理はほとんど望めませんから、掃除にかなりの時間と道具類が必要になります。しかし、墓地を東京に所有しているなら、管理は行き届き、掃除も簡単で、掃除道具も管理室や墓地の近くに揃っているはずです。当日の服装ですが、お墓やお墓周りの掃除をしますので、動きやすい服装で、あまり派手ではない服装で出かけます。

持ち物は、墓地に掃除道具がなければ、掃除道具、お花(霊園が東京にある場合は、臨時の花屋さんがあるケースが多いです。)、花ばさみ、線香、ロウソク、ライター(屋外なので風防付きが便利)、お供のお菓子や果物とそれを置く半紙、故人の嗜好品(酒、たばこなど)、数珠、などがあります。墓地に着いたら、まず、管理人に日頃の管理の礼を述べます。寺院の管理であれば、ご本尊にお参りし、ご住職にお礼を述べます。ご住職へのお礼が先のこともあります。

それから、手桶や柄杓を管理事務所などで借り、水を汲んでお墓に行きます。合掌礼拝をした後、お墓や周りを掃除します。掃除が終わったら、花立てにお花をバランスよく切りそろえて立て、半紙の上にお供えものを並べます。線香やロウソクに火を付け、線香は、線香立てに立てるか、線香皿に寝かせるかします。この時、線香やロウソクの火は、手であおいで消します。口で吹き消してはいけません。

口は悪口を言ったり、汚れたことばを言ったりするから不浄なのです。お参りは、故人との縁の深い人から順に行います。ロウソクや線香、お供え物にかからないように墓石に水をかけ、数珠をかけて両手を合わせお参りします。参列者全員がお参りしたら、しばし故人の思い出話でもして後片付けをします。お供え物は、カラスなどが食べ散らかしますので必ず持ち帰ります。手桶や柄杓を事務所に返し、霊園のご住職や管理人に深くお礼を述べて帰ります。

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