喜ばれる香典返しは
2017.04.26

並ぶ墓お通夜から葬儀、初七日、関係機関への諸手続と、息つく暇も無く慌ただしく過ぎていった一連の法要も、四十九日の法要が終わると、ようやく一息つきます。そこでやっておかなければならないのが、お通夜や葬儀の際にいただいた香典へのお返しです。

通夜や葬儀の当日、会葬お礼として、お礼状と共に、簡単なお返しはしていますが、あくまでも会葬お礼であり、同封した品物もお茶や砂糖、コーヒーといった千円前後の簡単なものです。不祝儀袋を開いてみると、高額の香典を包んでくださった方もいます。何らかの形で、香典のお返しをすることが大切です。また、同封するお礼状も、型通りではありますが、会葬お礼に比べれば、薄墨色を使った印刷で、文章も丁寧です。

お返しする金額としては、半返し程度が適当であることを軸に考えます。その際には、額は少ないですが、会葬お礼に使用した金額も含めて検討して構いません。何かと慌ただしかった中ですが、芳名帳に香典の額がきちんと記されていることが、まず、第一に大事なことです。

さらに、香典返しで重要視されることは、「不祝儀は残さない方がよい」という考え方を受けて、1)すぐになくなり、残らないものを選ぶ。2)肉や魚は、精進の意味から、選ばない。3)祝い事を連想しやすいので、酒などの嗜好品は選ばない。といったことです。
こうした条件の下で選びますから、お返しの品物も限られてきます。昔からお返しとして人気のあるものは、〇お茶、〇乾物、〇お菓子、〇洗剤、〇タオル、といった日用品やコーヒーを含めた飲み物類です。しかし、定番のお茶やコーヒーも、今時の若い人は、お茶は飲まない、コーヒーも、ラテ系やフラペ系など、家庭では簡単に作れないものを好む傾向にあるようです。そんな中で、カタログギフトは、変わらず根強い人気があります。カタログギフトは、先様の意向が十分に生かせるし、お返しをする方も何かと思い悩まなくてよいので、便利です。

しかし、このギフトは、カタログに載せてある品物の値段だけでなく、注文書類の切手代、商品の送料代までも代金に含まれています。従って、当然、設定金額がある程度高くないと選ぶ品物が限られ、結果的に、半返しの金額には、ほど遠い香典返しになることがあるので、簡単には決めてしまわないことです。また、商品券も、お返し先の意向が十分生かされるよい品物なのですが、金額がはっきり分かるので、何かの折に、他の人の額が分かることで、いやな思いをする場合やさせる場合がでるかもしれません。あまり好ましくない選択肢です。

そして、何より大切なことは、故人へのご厚情に対する感謝の気持ちが伝わるように、香典のお返しをすることです。その意味では、故人が好きだったお菓子をお礼文に加えて送るのも選択肢の一つに加えたいものです。

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