定期的な手入れをしてくれる霊園を探そう
2017.04.26

霊園お彼岸や年忌法要などでお墓の掃除をすると、水回りの不便さから、手桶で幾度となく水場とお墓の間を往復することになり、お参りに来たのか掃除にきたのか分からないことがあります。日頃から、こまめに落ち葉を拾ったり、雑草を抜いたり、墓石に軽くたわしをかけたりしていればと、その時になって思います。しかし、早々訪ねられる場所でもなく、それは無理というものです。

結構高い年間管理費を支払っているのですから、月に一回くらいの掃除はできないものかと思いたくもなります。しかし、管理費は、共通に利用する施設や通路のメンテナンス、霊園の電灯設備や水場の維持など、共通部分に消費される費用なので、個人のお墓に、直接関わってメンテナンスすることはありません。

屋外の霊園で、定期的に掃除などをする態勢が取れている霊園は、千葉や埼玉に数カ所あります。東京の霊園では、都内にもありますが、多くは、三鷹や町田など、区外に点在しています。ただし、どれもガーデニング霊園という新しい霊園の形式で運営されています。こうした所では、お墓の掃除というよりも、ガーデン、つまりは、お庭として整備されている霊園を美しく整える目的で行われていることが、結果的には、定期的に掃除をしていることになるわけです。また、都内でも寺院の境内や本堂に隣接して整備されている霊園は、他と比べると、比較的、日頃の掃除が行き届いています。

さらに日頃の掃除が行き届くのは、同じガーデニング霊園でも、屋内に墓碑を建てる施設が整っている霊園です。墓碑が屋内にありますから、風雨にさらされることがありません。従って、雨水によるしみなどの汚れは、全く心配がありません。また、墓石を設けない区画での契約でも、墓石の代わりに樹木が植えられ、プレートがついて墓碑のようになります。ここでの樹木は、個人のお墓であると同時に、ガーデンを構成する重要な要素の一つですから、しっかりと手入れされています。結果、手入れの行き届く霊園になります。

また、お墓が遠方にあって、お参りもままならない人たちへのサービス業として、依頼を受けた霊園へ出向き、お参りの代行とお墓の掃除をする会社もできてきました。だからといって、ご先祖や祖父母、曾祖父母などのお参りをいつも代行で済ませるというのは、考えものですが、現代の家族事情に合ったサービスでもあります。さらに、一般の清掃業社が、依頼を受ければ、お墓の掃除も行うサービスを始めています。まだまだ、全国規模とはいきませんが、契約によって月一回くらいのペースでお墓の掃除をするサービスも始まっています。お試しセットとして1回約1万年強で引き受け、後は相談で年間契約を結ぶというサービスもありますので、試してみるのもよいでしょう。

しかし、本来、お参りは、お彼岸や年忌法要、命日などに、故人を訪ねることに意味があるわけですから、掃除も他人にまかせっきりで、一度も訪ねないというのも考えものです。

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