失敗しないための霊園選び
2017.04.26

生けられた花お墓の購入は、住宅同様、一生に一度の簡単には買い直せない、買い物です。そこで、失敗しないためには、様々な情報を集めることが大切です。
お墓を造るのに必要な経費は、お墓を建てる土地代(正確には借地代)、墓石代、墓石などを組み上げる建築費、それと年間の管理費です。それらが全てプラスされた金額が、お墓の建立費になります。土地の広さと何の石材を使うかによって、費用は大きく変わってきます。最高級の黒色の石材と一般の安い石材とでは、約60万円の差があるほどです。
墓地は、古くからある共同墓地や集落墓地を除けば、

1)寺院墓地(寺院が経営する)
2)公営墓地(地方自治体が経営する)
3)民営墓地(公営法人や公益法人が経営する)
の3つに大別されます。

それぞれに特色があって、永代供養料は、2が比較的安く、1や3は、割高です。同様に、年間の管理費も1や3が、約2、3万円なのに対して、2は、約2、3千円と格安です。しかし、3が、お墓の形や申し込みなど全体に渡って自由なのに対し、1と2には、区画の指定ができなかったり、抽選であったり、といった制約があります。特に1は、門徒になる場合が多く、法要への出席や寄付などが必要になります。しかし、お寺の境内や隣に墓地があるので、管理が行き届き、都心部にあるので、気軽にお参りできます。東京の霊園は、江戸文化の発展により大都市の割に、寺院が多く、都心にお墓を入手することも不可能ではありません。
しかし、比較的2が安いとはいえ、墓地を東京に求めると3の場合、一般区画1.4㎡の永大供養料が約300万円、墓石代が約300万円、年間の管理費が約3万円と高額になります。これが、田園都市線の霊園つまり2の公営墓地では4㎡の区画で、60万円と安くなります。ただし、年1回の抽選会に出る資格と抽選会に参加しつづける義務があります。また、見事抽選会に当たっても自由には墓石を建てられず、合同葬になった故人のお墓に入る形になります。
こうした墓地とは対象的に、新しい形のお墓もできてきました。
納骨堂という遺骨を安置する屋内施設が多くなりました。墓地に比べると諸費用も安く、霊園を東京に求めるのも可能です。屋内に墓石を設置したお墓型、一人用から家族用まである種のロッカーの中に納めるロッカー型、納骨室と参拝室とが別で、キーカードなどで遺骨を参拝室に運んでくる機械式型などがあります。
樹木葬墓地は、墓石の代わりに樹木を植えるガーデニング墓地。同様のタイプに墓石代わりのプレートに芝生をはる墓地もあり、いずれもガーデニング墓地、公園墓地と呼ばれています。故人が大好きだった海に遺骨をまく散骨など、新しいお墓が提案されています。
ますます核家族化していく現代、将来の墓地のあり方も考慮しながら、パンフレットだけでなく、まずは、「現地を見る」を最重要項目にして、行って見て、立地条件、交通アクセス、設備、予算など、十分検討して後悔しない購入をしましょう。

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